雑誌探訪(1999.5.28)

 

ゲームソフトのお祝いツイートなど発信する《ゲーム探偵団》さんのTwitterを眺めていると、妙に懐かしいタイトルにあたったりします。

 

 とりわけ、「おっ」と反応してしまうのが、今年で20周年となる1999年のゲームたち。これは、自分がファミ通を読み始めた年で、そのゲームたちが20周年になるみたいなんです。

ゲーム雑誌自体は既に任天堂系のものを読んでいたのですが、他機種のプレステやドリキャスワンダースワンのゲーム情報というのはとても新鮮でした。

そんな思い出ふかい1999年のファミ通は整理しきれず残しているので、ちょっとパラパラめくってみたいと思います。

 

1999.5.28 巻頭

 

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ネッキ―がワンダースワンを縦持ちで遊んでいます。ということはアレだ、えーっと…、レインボーアイランド。…特に出てこなかった。グンペイで。

この号からファミ通を購入。コロコロやジャンプは友人宅や床屋などで見ていましたが、ゲーム雑誌って立ち読み以外で全然見たことなかったなぁ。

なので1999年産のゲームでも、この号以前のゲームはあまり見知っていなかったり。任天堂以外のね。

 

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業界の時事ネタがどーんとトップで。音ゲーブーム真っただ中。

リズム天国を見ても、音ゲー・リズムゲーがそれまでにあってもおかしくはなかったんですよね。家庭用ゲーム的にいえば性能向上はもとより、メディアがディスクになって歌やボイスの導入が容易になったことも音ゲーにとって大事なことの一つだったのかもしれません。そんな流行によって、歌やボイスなしの音ゲーに波及したことは振り返ると嬉しい出来事でした。個人的に大好きな『ポップンミュージックGB』を遊べる機会が生まれましたし。このジャンルを確立させたコナミの仕事が光ります。

ポップンミュージックGB

ポップンミュージックGB

 

そんなことがふとよぎったニュース欄。

 

音楽ゲーム - Wikipedia

音楽ゲームのヒット作品は、CD-ROMが標準搭載されたソニー・コンピュータエンタテインメント(現在のソニー・インタラクティブエンタテインメント)のPlayStationの発売を待つこととなる。1996年にソニー・コンピュータエンタテインメント発売の『パラッパラッパー』は、音楽に合わせてキー入力をするビデオゲームとしては、音ゲーのルーツと言える[1]作品であり、爆発的な大ブームを起こした。これ以降発表された音ゲーはすべてこのシステムをなぞらえ、「音ゲー」と言う時しばしばこの「音楽再現系」システムが連想される。

しかしながら『パラッパラッパー』はアート性が高く、3年後に続編にあたる『ウンジャマ・ラミー』が発売されるものの、それほど振るった販売実績は残していない。

音ゲーは、1997年業務用に発売された『beatmania』を皮切りに続々とバリエーションを増やし続けたコナミ(現在のコナミアミューズメント)のBEMANIシリーズによって認知度を高めた。

 あぁ、コナミ系の前にパラッパがあるんですね。でも、火付け役はビーマニってことでいいのかな。

 

 

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プレステが覇者。ロクヨンがやや低迷の一方、ポケモンからカラー化を経たゲームボーイカラーが跳ねてます。

約2カ月前の1999年03月に発売されたワンダースワンも奮闘。白黒だけど単3電池で約30時間もって4,800円という大好きな方向性。まだまだ横井さんがどういう道を行くのか見てみたかった。

ポケットステーションが10万台と勢いあり。たまごっちやキーチェーンのテトリスブームなんかを経て、ドリキャスビジュアルメモリがどれくらい影響してるのか。

あれ、そこらへんの時系列ってどうなんだと初めて調べてみると、

ビジュアルメモリにおけるよく見る3つの勘違い - はじまりはビープ音

ポケットステーションとは (ポケットステーションとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

発表は約5カ月後、発売はDC本体発売から約2カ月後という感じ。

wikiには出典のない記述。どこまで影響があったのかはさくっと検索した感じではなんともいえないところ。反転。

特にPocketStationで最初に採用された純白の塗装は当時のPlayStationのカラーバリエーションには無く(白色のPS oneが出たのは2000年代に入ってからである)、あえてビジュアルメモリと同等の色に設定する(ただしビジュアルメモリは艶消し系である)など、非常に意識しているのを感じさせた。

PocketStation - Wikipedia

このあたりは、先に発表していたロクヨンの振動要素がプレステに先行されてしまった、みたいな話も頭にあったので色眼鏡で見てしまうところもあって、でも本当かはどうかは待て待てと。でも、より貪欲で熾烈な時代。

任天堂もDS以降ボタンは均等な十字でPS系と同様になりましたし、競争の中で様々な発展がなされてきたってことなんでしょうね。

 

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推定販売本数ランキング。ポケスタとポケピンがダブルで、次いでオメガブーストが初週10万本に迫る。

DDRが約2カ月で38万本。スマブラは約4カ月で81万本の粘り。スパロボコンパクトは6万本。本体画面が横長で表現的にも内容的にも満足感ある一本。

SIMPLE1500麻雀、ドラクエモンスターズビートマニアが前年秋頃のタイトルでロングラン。本数は30位で1.7万本くらい。

 

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ドラクエ7はいつからランクインしていたんだろうとか思いながら。ポケモン金銀も難産でした。マザー3は10位前後で頑張ってたっけかなぁと。前々回が5位。シェンムーは、初めから期待値が高かったんですね。

社長が訊く『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』

❝難産❞って言葉はこれを読んだ影響だったのかも( ;∀;)。

社長が初代のローカライズを手伝って、ポケモンスタジアムの難題を解いて、金銀の圧縮ツールを作って、ポケモン商品のライセンシーをまとめ上げ。濃厚なページ。

 

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コナミの野球とサッカー。牧場物語GB2。これらのデザインや色づかいに弱い。

 

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平山綾さんの結婚が話題になっていた昨今。やはり牧場物語GB2宣伝担当だった。最初、前田愛さんだったかなと記憶があやふやだったので。まさかここで確認できた。高校一年生。

そして、右にクロスレビュー。初めて見たときは「ゲームを点数で評価していいの!?」と刺激満点。ゲームの印象も強まるし、特にこの頃レビューで見たゲームの印象は強いんだと思う。

 

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バンダイの倫敦精霊探偵団は20周年をお祝いするアカウントも存在。り…りんきょう…、ではなくロンドンだった。

クロノアは6点の二人も文書では悪くない評価。本体の残像はマイナス要素に。撃王は1,980円。

 

 

 

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海洋冒険シミュレーションRPG、ダイヴアラート。ネオポケ。見開きで白を基調とした素敵な広告。「おっ」っとピンとこないタイトルもそりゃ多い。

 

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最初の白黒ページ。伊集院さんのコラムなどを経ながら、《ゲームの話をしよう》。編集部で大ブームとなっているらしいグンペイについて。

第1集の本ではトリを飾るタイミングのインタビュー。

ゲームの話をしよう (ファミ通Books)

ゲームの話をしよう (ファミ通Books)

 

子供やカップルや海外ミュージシャンや、女性視点から店長目線まで、多岐にわたるゲームの雑談をまとめた一冊。計3集。

第1集は2000年02月発売。あっしが所有しているのは、2002年12月20日初版発行。アスキーからエンターブレインに会社が変わって、製作者などの部分はシールで修正。

当時、これを買ったのは小さめの本屋さん。特別なにか置いてあるわけじゃなかったんだけど、ちょっと濃い空気はあって、ひいきにしたいなぁと思いつつ、でも特に欲しいものもなくて。

でも、あえてなにか買おうと思って選んだのがこのゲームの話をしようの第1集。購入して大正解。やっぱり好きなコーナーだったんでしょうね。

 

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購入したのは冬ではなかったから、たぶんその翌春以降。でも、2002年12月当時なら既にゲームキューブは二度目の年末だし、ほぼ日もファミ通.comも見てただろうし、ドキドキするような新鮮さはなかったと思うけど。

それでもグンペイのコト以前の記事は見たことなかったので、桜井さんと岩田さんはもちろん、餅月あんこ先生、レビュアーを引退した渡辺さんの現状、BOSEさんとのやとりをはじめ、じんわり染み入っていく楽しい時間だった。

野球の実況アナウンサーで例えるなら、若狭アナや斉藤一美アナみたいな、実況として一流だけど、副音声的な雑談もうまく引き出せて、野球番組として楽しいみたいな感じか。若狭×山田久志、斉藤×松沼おとやん的な黄金コンビが、風のように永田×宮本茂みたいな。

近頃だと、若狭×谷繁コンビが評判にあがってて。シゲシゲの解説は低めのテンションでちょっと怖いくらいあるので、もしかすると若狭さんを通すと違った一面をみせる解説になるのかもしれないなぁ、とか。

斉藤一美アナでいえば、斉藤×工藤公康も黄金コンビになりえたのかなと。工藤さんが現役時代からゲスト解説に呼ばれコンビを組んでいたりもして。理解度が高く弁の立つ者同士頼りになって面白い印象もありましたし。今は、斉藤アナは野球から離れ、工藤監督は監督に。

 

野球中継

 

www.youtube.com

となると、あの有名な米野選手のホームランにも少し言及したくて。

この中継は偶然聴いていたのですが、斉藤アナは、最後まで逆転を疑わない姿勢で、米野選手の経緯やコンバートへの思いを説けば、工藤さんは、タイミングの合っていなかった中村剛也選手と勝負を避けたホークスに対しどうも腑に落ちてない様子で、雰囲気がどんどん醸成されていったんですよね。ファルケンの調子にも言及してたかなぁ。

で、これはなにか起きてもおかしくないぞ…というなか、本当に米野選手がレフトスタンドにぶち込み、それが工藤さんの「ほら、ほら」であり、斉藤アナの絶叫であり、起こるべくして起こったことが、それまでにきちっと話として展開されていたっていうダブルの興奮が襲っていた気がします。

あっしは、どちらのファンでもないのでヤッターとかではありませんしたが、静かな興奮というか。…書いててちょっとテンションも上っていますが。

なので本当は西武の攻撃の最初から聞きたい場面ではあるんですよね。あっしの記憶がかなり美化されている可能性もありますし

あと、工藤さんが斉藤アナにびっくりしたのはあるとは思うんですが、動画のなかで「ふふふっ」と笑っているのは、斉藤アナにというよりか、どちらかといえばリプレイ映像に映ったナベQ監督のガッツポーズや表情に「ふふふっ」となっていたように思うんですよね。まさかの一撃の反応を見て。それまでのちょとした言葉もリプレイ映像への反応な気がしますし。

工藤さんは、この年からライオンズナイターに加わったとはいえ、数年前から既に斉藤アナと組んで中継をこなしていましたし、現役時代取材も受けていたでしょうし、この9回表の展開からいって、あの実況を変な実況だなと思う方が変ですから…。おそらく。まぁ。でも、これは偏った推測で、そう思いたいってところも存分に含んで書いてる節はあるのでね…。

事実とあさってなことを書いていたらちょっとなぁ、と思ったので軽く検索して。

 

ニコ動コメント

全部中村の事。調子悪い中村を歩かせて米野と勝負で良いの?という事を工藤は言っている。結果は(r

この直前のおかわり歩かせで工藤が逆転のランナーを出すのは鷹側はまずいみたいな解説してたな

このころの米野はそこそこ調子が良かった

米野の苦労含めて感極まっちゃったんだろなぁww

ポスト古田→送球難で二軍→トレード→外野コンバート→このホームランだもんなあ・・・・・・

※この時点で今季斎藤アナの担当試合は西武未勝利でした。

日本一やんちゃな野球中継にしてはっきり言ってライオンズびいきな文化放送ライオンズナイター

この後、工藤のコメント「僕はカズミさんにビックリです」

現地の西武ファンの女の子も号泣してたw

そのマウンドで抑えた松永は最強ということか

.180を敬遠は愚作

この後工藤はファンケルボーグって言い間違えてたんだよなww

髪伸びてすっかり猫の選手っぽくなったな

米野とかいうライオン

中継聴いてた当時興奮しすぎて泣いてるの気付かなかったwwwww

「ヤフージャパンドームで繰り返してすみません」もそれまでに説明していたと思うんですよね、確か。投コメ記載の、❝栗山にもらったバット❞は憶えてなかったり。う~ん、聞いていたけど不確かで情けなし。

なんにしても、あのときの筋書きが書かれていった盛り上がりは確かで稀有なものだったと思います。

埋め込みはつべに切り替え。つべは現時点で99.5万回でもうすぐ100万回再生なんですね。

 

そんなことを書いちゃったから、もう一つの実況を思い出してしまった。2008年の西武×巨人の日本シリーズイチローが片岡のことをピノと評したと思われるあの場面。

Nack5のFMラジオ放送で、実況の矢野さんが相変わらず冷静に状況を説明して、そこから起こりうる可能性をいくつか提示していくという。それに千代さんの行き届いたレポートも合わさり。

こう聞いてしまえば、インパクトがあるわけではなく普通の実況ともいえるんだけど、これも素晴らしい野球中継番組でした。千代さん時代は聞いていて特に。残していた人がいて(小さい声で)素晴らしい。

その前の試合にも矢野さんが過去の経験と照らし合わせ預言者のような展開になったということもあったりして。見事。

 

・・・と、いつもどおり追加で脱線して。

 

笑いかた

 

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もとい、そういえば、っていう部分でそういえば、

ゲームの話をしよう第1集のP119の笑い方の表現方法解説は妙に記憶にあって。

例えば、❝(笑)❞なら相づちとしての意味合いを持っているとか、❝アハハハハハ!❞なら瞬発力があり若干の礼儀が守られている笑い方とか。

2014年の某動画のやりとりで、BOSEさんが永田さんの取材を受けた際、❝現場では、実はたいして反応がないのに誌面を読むとあたかも感情爆発していてギャップがすごい❞…みたいな、…みたいなやり取りがあって、このページのことをふと思い出したりしたんだけど。

でも、(これも)かなり記憶があやしいなぁ。確認したいんだけど、んー、どこだ…。

あ、序盤だった。

「あたかも感情爆発」、はBOSEさんじゃなくて糸井さんだった。確認しておいてよかった。でも、BOSEさんも似た感想なのかな。

 

Shigesato Itoi Plays Mother 2 - YouTube(6分50秒あたり)

 

糸井 当時はねぇ、なんていうの、ゲーム作る人たちって、こう、永田君のように、喜怒哀楽を表さない人が多くてー

永田 失礼な。

BOSE どういうことですか(笑)。

糸井 永田君は喜怒哀楽を表さないっていうのとイコールで繋がってー

BOSE はいはいはい、分かります。

永田 仮りにね。

糸井 (BOSEさんに)でしょ。インタビューとかされててもー

BOSE そうなんですよ。

糸井 この人は面白いんだろうかって思うじゃないですかー

戸田 はははは。

BOSE そうなんです。でもね、あとで読むと「わははははは」って書いてあるんです。

糸井 そうそうそう、自分があたかも感情爆発させてるかのように。

BOSE ワハハハハ。

永田 (苦笑)

戸田 「びよ~ん」とか。

永田 「びよ~ん」は書いてない、そもそも(笑)。

 

BOSE 確かにでも、そうですね。ゲームの人は割とそういう人が、やっぱり多いかも。

糸井 だから、全然僕なんか冗談言ったりしても笑ってくんないんですよ。

永田 だから、ああゆう人ですね。(戸田さんに向かって)

糸井 だから、戸田君とかがー

戸田 僕ねぇ、途中から…、MOTHERに関しては。

糸井 途中からなんだよ。

戸田 僕、ワン・ツー・スリー、全部入ってはいるんですけど…

糸井 途中から(笑)。

戸田 途中から(笑)。

永田 全部途中から(笑)。

BOSE ワンもいたんですねぇ。

糸井 だから、脇谷みたいなもんですよ(笑)。

永田 ハハハハハ。ゲームファンと巨人ファンにしか分からないことですね。

糸井 あぁそうか(笑)。

戸田 あぁ、昨日脇谷見ましたわ。

糸井 あぁ見た?

戸田 横浜スタジアムで。脇谷って書いてありました。

糸井 脇谷って(笑)。俺、脇谷とか言うときに、こう、反応してくれる人が欲しいんだけどさ。

一同 (笑)

糸井 しないもんだな。

※ややタイムラグがある

 

(中略)

 

糸井 それでさ、それでだから、スカジャン作ったーっつって、みんな「オワァァァァ!」って喜ぶと思ったら大間違いで、「おぁい…」っつって、着るだけなんだよ。

永田 アハハハハハハ。

BOSE あぁぁ。

永田 だってその、本編がどうなるか分からない時期でしょ。

糸井 俺、あの頃に会社やるのやだって思ったのよ。

永田 あぁぁ。

BOSE だっはは、へぇぇぇ。

永田 明るい社長業のトラウマになったんですね。

糸井 そうそう。

戸田 みんな喜んでましたよ。

糸井 そお?

BOSE だから表現しなかったんですよ。小さくガッツポーズみたいな。

 

(中略)

 

※実例話はさみ

糸井 そういうくらいねぇ、なんていうの、ゲームを作る人たちが、こう社会と溶け込んでなかった。

BOSE なるほどねぇ。

永田 まぁ、開発状況も滞ってたんでしょう。

糸井 あぁそうね。暗いね。でも、暗い中からこんなバカなものをねぇ、よくこうー

戸田 そうですねぇ。

糸井 ありがたい話ですよ、ほんとにぃ。

BOSE ご、5年ですかね。5年間…

糸井 ブショショ。

戸田 5年ですね。

BOSE 5年間。

糸井 御念の入った話でっていうね。

BOSE や、やるっぞてつってから5年かかったんですか。もう今日から始めるよって言ってもうまる5年。

戸田 そうです、そうそう、5年。

BOSE うわぁぁ、それは。

永田 で、岩田さんが入ってきたのがラスト1年。

BOSE なるほどぉ。

糸井 ブシュシュシュシュシュ(目に手を当てる)。

BOSE その岩田さんが加わったことはやっぱブーストがかかったっていうことあるんですか。

戸田 そうですね、動き出しました。

糸井 これ岩田さん見てるかなぁ。いやなんかこれから、なんだったら見てんだったらほめるよ俺は。

永田・戸田 (笑)

BOSE ほぉ――。

永田 ほめるよって(笑)。

糸井 本格的にこう、なんかネジ巻くよ。「岩田さんホントすごかったー」

永田 いなくてもほめてください(笑)。

糸井 いなければ、もうちょっとこう、おとしめるよ。

永田 アハハハハハ(一拍)。

BOSE 両方いきましょうよ(笑)。両方聞きたいですよね。

糸井 っていうか、あの人欠点ないからな。

永田 そうね。

BOSE あぁ。

糸井 冗談言わないな、あんまり。

戸田 岩田さん、エイプの打ち合わせのときに、ちょっとイライラしだして、見てても。歩き出して、人の会社の冷蔵庫を開けまして。

糸井 あ、そうそうそうそうそう。

永田 ガハハハハハハ。

戸田 それが唯一の。

永田 唯一!(笑)

糸井 人の会社の冷蔵庫を開ける(笑)。

BOSE そういうところは、あるんですねぇ、あはははは。

戸田 開けて閉める。

BOSE 開けて見て閉めるんですか(笑)。

永田 人の会社の(笑)

糸井 冷蔵庫を開ける。

永田 働いてるのに(笑)。

BOSE なんかよくね、子供のころ、ひとんちの冷蔵庫を開ける、あのー育ちの悪い子がいたじゃないですか。

戸田 あはは。

糸井 それですよ。

BOSE それなんですね。

糸井 ただ、よぉく考えてみると、あのー、俺たちも間借りの場所にいたんで。

戸田 あぁ(そうだ)。※()はおそらく

永田 みんな一緒。

 

BOSE あ、だからエイプは、なにのタイミングか分からないんですけど、遊びに夜中に行ったりしてたんですよねぇ。

糸井 そのころは、順調に遅れてるときですよ。

BOSE っつぁ、ウハハハハハハ。

永田 アハハハハハハ。

BOSE そう、だから、なにか新しいやつが入ってるから見に来いや的なことをなんか言われてぇ。

戸田 どこでした場所。何回か変わってて。

糸井 ※場所言うも聞き取れず

   ごーまるにーですよ。

BOSE そう、あそこにぃ、夜な夜な、夜行くと、ちょっとゲームで遊べるみたいな感じで。こそっと。

戸田 はいはいはい。

糸井 そうそうそうそう。テストプレイ的なことをやったりもできて。

BOSE してました。遊んでました。

糸井 いや、それは楽しそうだったよ。

BOSE ウハハハハハ。

糸井 で、俺は、この子たちはやっぱりいいなと。こういう若い子たちと俺は付き合わないとダメだなと。

永田 ダメだなと(笑)。

戸田 ははは。

BOSE 遊んでましたずいぶん。

永田 で、ゲームの中にね、看板に❝こんやはブギーバックなかんじ❞。

BOSE あ、そうですよぉ。

糸井 そうそうそうそう。

戸田 うんうんうん。

糸井 だから、どのくらいスチャダラパーのファンか分かるじゃないですか。

BOSE アハハッ。

糸井 ❝かつまん❞と❝スチャダラパー❞だけですよ、入ってんのは。広告が。

永田 そうか。

BOSE そうか。広告が(笑)。

糸井 あと、❝HAL研❞。

永田・BOSE はるけん!(笑)

戸田 あははははは。

永田 富士山が見えるぅ…、研…、うん、かいはつ…

糸井 かいはつ…、なんとかハウス…

永田 ソフトハウス

糸井 ソフトハウス。それから、スチャダラパー今夜はブギーバック

BOSE いやぁ、入ってて、いやびっくり。

 

永田 かつまんは、カツ、とんかつ屋さん。

糸井 かつまんは、カツを揚げてた人が、独立しちゃったかなんかで、❝やまいち❞になっちゃった。

永田 やまいちに(笑)。

BOSE・戸田 あぁー。

戸田 今回変えてない…

糸井 俺は、これ、やまいちに変えてほしかったんだけどー

一同 (笑)

糸井 間に合わな…、間に合わなかった…

永田 あれを見て、かつまんに食べに行ったっていう…

糸井 それは、中村勘三郎さんですよっ。

戸田 あぁ。

BOSE あっ、おー、そうだぁー。

永田 すごい名前。

糸井 故、中村勘三郎さんが、京都の全日空ホテルで、あのー、俺と一緒のとき泊ってて、自分の部屋でずぅぅぅっとやってたの、コレ。

永田・BOSE へぇぇぇぇぇ。

糸井 で、「かつまんにねぇ僕はねぇ、息子と行ったんだよ」って。

戸田 ははははは。

永田 うははははは。

BOSE へぇぇぇ。

糸井 たまたまそんときに岩田さんも来てて。

BOSE はい。

糸井 で、俺と岩田さんが、あのー、酒も飲めないのにバーで語らっていたら。

BOSE はい。

糸井 あ、そうだ、勘三郎さん(※たぶん)もいるんだ。で、行ってみようかっつって、部屋で。したら、勘三郎さん、こうやってやってて。

永田 へぇぇぇ。

糸井 で、かつまんの話しになって。

永田・BOSE・戸田 へぇぇぇー。

糸井 で、やまいちになっちゃった、かつまんは。

永田 やまいち。美味しいですね。

糸井 だから、ただ、やまいちがまた、病気になって。

永田 今、夜はやってない。

糸井 今、ランチだけにしか。

戸田 あぁそうなんですか。

永田 そんな話続けてていいんですかね。

BOSE あっはは。でも、ね、これ。

戸田 場所は変わらず。

糸井 場所はやまいちのまま。

戸田 やまいちの。

永田 ぼ、BOSEさんはわりとあの、進行寄りでね。

BOSE だい、分かりました。なんか余談寄りじゃなくて。

糸井 バカ話に全部付き合っちゃダメだから。

BOSE そうですかそうですか、分かりました。

糸井 ダンスフロア―…

戸田 今日、どこまで行けるか。3時間で。

永田 一応、11時までと思ってますが。

戸田 図書館まで行けるかどうか。

糸井 行くよ!

戸田 うへっへっへっ。

 最後の「ダンスフロア―」ってなにに掛かってたんだろ。踊り場?

 

1999.5.28 特集

 

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天からトルテを横に、シルバー殿堂入り特集。このシルバーなどのランク付けはその近年から始まったはずで、どうだったかなと。

クロスレビュー - Wikipedia

wikiさんによると、銀・金・白金の殿堂入りの変更は1998.07.24号からで、この1999.05.28号からまだ一年もたってなかったんですね。8点をつけた編集者のオススメマークも1998.07.31号から。見知った形態が実は一年経過するくらいの話だった。

レビューに関しては、古株レビュアーが去り、制度も多少変更され、以前より高得点化が進んでいった時期なんですかね。パーソナリティ性がやや薄れていったというか。

確か満点を取った、ソウルキャリバーやベイグランドストーリーをこのあと見ることになるわけですが、時のオカリナとはちょっと重みは違ったでしょうね。

 

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レビューは強力なカタログといいますか。普通に紹介されるのとはちょっと刺さり方が変わってくるところがあって。

毎週多くのゲームが発売されるなか、30点以上のゲームとして振り返りのきっかけがあることは、ゲームを欲していた当時、求めていたことでもあったと思います。

 

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永田さんがレビュアーだったということは当時普通のことだったんだけど、上の動画で糸井さんたちとのやりとりを見ているとなんだか不思議。パワプロ6に10点。

 

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風永さんは主にゲストレビュアーとして登壇。ウエットリスやピカげんに8点。他にもTo Heart2に8点など。風永さんのレビュー全部見たい。

でも、レビュアーとしてはこの年の夏くらいが最後になっちゃうんですよね。ぎりぎり見れてよかった。年末にくらいに国領さんが新規で参戦してたはず。

以前、iOSでレビュー云々のサービスがあるとちらっと見かけた気もするけど今はどうなんだろ。でも、iOS端末ないからなぁ。ぎゃふん。

 

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永田さんも?担当していた?らしい伝言板伝言板は25くらいで見て、徐々にポイマンを75で閲覧。

 

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アクアノートの休日2だなぁ。

 

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なんて見ていると、ハガキ付き27通信講座。高校受験から超能力開発まで。切手不要。

 

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大量のスケジュール表。目を皿にして。PSはびっちり4列。

DCでボトムアップから大相撲(仮)がありマーカーライン。発売はしたんだっけ?見たことないけど画像はでてるかもなぁ。N64のちゃんばらファイターは結構気になっていたけど、出る前にいってもうた。

 

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いい電子8回目と2999年のゲームキッズAct.28が見開きでいい並び。

 

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移動通信機器特集。iモードも終わりが見えてきました。

 

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コージーへ逢いに大雨のなか、途中、書店で自分の本を買ってサインしてコナミまで取材へ行くも、コージーは出張前日で既に帰っており切なさマックス。というゲーム雑誌読者向けだから?より楽しめる漫画。次回は急病休載らしい。

 

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内輪ネタが展開されるファミニュースはVol.6。なにかのコーナーが発展したわけでなければ新規のコーナーといえそう。

このオレンジ色の見開きで収まるくらいが好きだった。後継のファミキングは、深夜30分番組がゴールデン60分になって面白さが間延びした感じに。

 

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7年間以上、2000本以上のソフトをレビューしてきた渡辺さんと永野さんが4月頃に引退。たった数カ月の違いで、いにしえで憧れの女性レビュアー。

渡辺さんの印象に残っているゲームは、スーファミインディージョーンズ、ロイヤルコンクエスト、スヌーピーコンサートと渋いチョイス。「転がるスヌーピーが超ラブリーだったな」。

 

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 プレゼントに渡辺さんの飲みかけのマグカップ、イザベラさんのピカチュウ人形。

 

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巻末の新作情報。SCEのブックウォーターマークス。ピンとこないタイトルもある。

でも、この頃見ていた家庭用ゲームは、興味ないジャンルでも購入対象でなくても、一丸となった対象ではあったなぁ。

 

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今週の1本。永田さんがリモートコントロール・ダンディをおすすめ。ネタ感と完成度が相まって評判をよく聞く本作。

 

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とんがった対応の風永さん。でも、その見る目と表現に知らず知らずファンになっていったんだろうなぁ。連載ももっていて見る機会もあったし。

あ、そうだ。そのなかで、あのレポート(色違いケーシィ―捕獲記録)が決定打になったんだ。やっぱりそこまでたどってみたくなってきた。

 

『オーバーライド 巨大メカ大乱闘』をおじさん2人で協力プレイ!【タダツグ&ラー油のボディ・コンプレックス】 - YouTube

タダツグ&ラー油のボディ・コンプレックス - YouTube

あ、そうそう、ダンディといえば最近、シシララの安藤さんがオーバーライドとの比較として、「リモートコントロールダンディみたいに壊しすぎると弁償しないといけないの?」とこのタイトルを挙げてた。

ラー油さんとタダツグさんの協力プレイは、このあいだカップヘッドをクリアしていて盛り上がった。

 

『岩田さん』編集担当・永田泰大インタビュー。岩田聡のこと、『MOTHER』のこと、糸井重里のこと、あとファミ通のことを聞く - ファミ通.com

あ、そうそう、あと最近、ファミ通で岩田さんの本について永田さんがインタビューを受けていて。過去のファミ通記事も併せながら嬉しいインタビュー。

その中で、個人的にずっと気になっていた、岩田さんと桜井さんがスマブラに関して永田さんの記事を読み逆に取材を申し出たきっかけとなった文書があかるみにッ。ズームすればなんとなく読めるのもありがたさ120%。あすか120%。

それが《今週の1本》での記事だった。予想では、インプレッションか、今週の1本か、攻略に付随しての記事か、もしくは単独の記事か、っていうところで、別に予想になってねえじゃねぇかって話しなんだけど、今回ですっきり。

内容は、しっかりとした体験のもと、こわいくらいズバッと書かれてました。ぜひぜひ。ありがたさ120%。あすか120%。

 

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スタッフの多さもさすが週刊誌だなぁとか。永田さんが既にデスク。スタッフ欄に編集長となる長田さんや林さんも。毛利さんは毛利名人だっけ。編集協力にも見知ったお名前。

 

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No.545の裏表紙はワンダースワンクロノアでした。

 

というわけで、野球の話題などでいつも通り長々と。

20周年のゲームを見て「おっ」となり、初めて購入したファミ通をパラパラめくっていきました。新着情報から定番の連載、新連載まで幅広く安定した内容を誇っており、やっぱりさすがだなと。

当時は既にゲームそのものよりゲーム雑誌の方が楽しみだった部分もあったので、この号から本誌も例にもれず日常の中の楽しみとなる一冊になっていったのでした。

むせかえる思い出話にお付き合いありがとうございました( ;∀;)。

 

◇ぐるぐる

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佐倉さんのぐるぐる。あ~。

 

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ときメモ情報の連載、きらめき高校でぐるぐる。

 実は売上げランキングのニョロゾもぐーるぐる。