そらのぐるぐる目を追う(3)
さてさてさて、ニコ生のカレイドスターは新元号が発表された4月1日に再開。その新元号は『令和』ということで、レイラさんが出てくるとついつい「令和さんっ」と呼びたくなる響きになっています。
二期の『新たなる翼』ではレイラさんが去った後のそらの葛藤、新キャラとのぶつかり合いが描かれ、なかなか一期のような勢いでは進んでいきません。果たしてそらの行く末はいかにッ。
「カレイドスター」第1期・第2期を一挙放送|ニコニコインフォ
「レイワさん」なのか「レイワ・ハミルトン」なのか…。 https://t.co/zZ0GI5eUQ5
— 佐藤順一 (@satojumichi) April 2, 2019
新元号!!
— ブロードバンド担当 (@GONZO_BB) April 1, 2019
ゴンゾの荻窪オフィスは、ほぼ全員でライブ中継を見てました。
感・激です!!#GONZO pic.twitter.com/6U9LElcV1G
27話 スターへの すごい プロローグ(前編)
まずは一期の総集編から。最初は敵意をみせていたミアとアンナが、早い段階で親身になってくれたのはホッとしたというか。正直、じりじりとした物語を覚悟するところだったので、1~3話でホップステップジャンプと駆け上がっていったのは個人的に嬉しい展開でした。当時観ていた方の感想をもう少し見てみたいかも。
CMとの繋ぎ?ではイカした文句とフォントで盛り上がります。フール子安の語りもグットだよーグーット。
この二期の『新たなる翼』から東京では、木曜夕方から土曜朝に時間が変更となっています。ただ、他地域での時間変更はなく、北海道・愛知・せとうちは朝アニメ枠で一年継続していたみたいです。時間帯は全局バラバラ。
そんな総集編の一話冒頭。なんと、ぐるぐる目が登場していました。そうでした、この記事は《そらのぐるぐる目》を追っていく記事なんでした。今回は、ロゼッタのときに見せた白目の中に描かれる細い線のぐるぐる目。左はほぼ渦巻いています。年輪と少し違う円で閉じられたぐるぐる。
完全に見逃してました。それは、02話の象徴的なぐるぐる目から始まった記事、ということでもあるんだと思います。とりあえず1つカウント。
31話 情熱の すごい ライバル(中瀬理香 佐藤順一 筑紫大介 高津幸央・野崎真一)
きました新キャラ・メイ。そして、指にはぐるぐる指紋がっ。以前、オーナーさんの指先に言及しましたが、今回の人差し指にはぐるぐるあり。というか、ホントに出てくるとは( ;∀;)。
カレイドスターには多くの名言、記憶に残る台詞があります。マリオンとロゼッタの「そらイズカレイドスター!」は重い雰囲気を振り払ってくれる印象的なフレーズでした。そして、そらの目の反射?はフカヒレを想像。
厳しい言葉などで軋轢が生じ視聴者の不満もたまっていくなか、そらからあの台詞が飛び出します。スカッとする言葉ではないのですが、「そらぁぁぁ」と拳を握る場面です。
当時から一盛り上がりあったみたいで、その跡のようなものが見て取れます。それをネタに取り入れた漫画の一場面も妙に印象的で。確かホヤ投げ大会でのくだりだったか。『◯本の住人』1巻。不出来な兄と健気な妹の日常ギャグ漫画。
32話 氷の上の すごい 対決(上代務 佐藤順一 玉川達文 福島豊明・金崎貴臣)
メイがどっか行ったぞ、ということでサラさんが想像を膨らませます。そのイメージには、中華的な雲が登場し渦巻いています。
メイは得意なスケートで舞台主役をアピール。リンクでたくさんぐるぐるしますが割愛。そらもスケート未経験ながら負けじと挑戦。やってやれないことはないッ
だぁぁぁぁ。スケート初挑戦のそらはやはりうまくいきません。壁へのぶつかりっぷりはちょっと痛々しいです。しかししかししかし、イメージしていたあのぐるぐる目が登場。少し角ばった形で反時計回り。頭上には星と赤血球的なものが回り、ぷしゅーとダウン。
新キャラ・レオンの超人的な動きに盛り上がりつつ、そらとメイで激しい競争。強風に吹かれているかのような、絵にも描けないすんごい動きになっています。ぜひぜひ動画で。レオンも二人の熱意に実は◯を示しているかのような描写も(テキトー)。
33話 汗と涙の すごい ロゼッタ(吉田玲子 和田高明 和田高明・鈴木雄大)
二期序盤でカレイド軍団に加わったロゼッタ。そらと同部屋で、寝巻きローブをふわふわさせ動き回ります。魔女の宅急便を思い起こすローブ姿はけっこう描写されているのでひっそり注目です。そらもしっかり目線を合わせながら応答。パジャマの後ろ姿はパパですね。
この回は、ロゼッタマスター・和田さんが一期に続いて絵コンテ・演出・作画監督を務めています。池田さんのコラムにも結構登場。逸話が出てきます。
15
ロゼッタのベッドにはツタのようなくるんとした装飾。支柱・街灯も似たデザインになっています。携帯電話もお揃い。最初、ロゼッタがそらの携帯を使っているのかなと思いましたが。ドーンと描写されて「あぁ」と気づかされます。(違ったらめんご)
本作といえば明るいギャグ。歌姫・サラさんは東洋武術のマニアらしく、一見胡散臭い流派も含め稽古にいそしみます。それがちゃんと物語に反映されているのがまたすごい。人魚姫の回は最高でした。
総集編で名実ともに案内役と化したお風呂の妖精フール子安は、ロゼッタの愛玩物に「ちゅっちゅっちゅ~」と一発気合を入れようとします。さすがにやばいとみたか、汚物同様の処理を喰らう寸前に。「ごめんして」は好きな言い回しです。さすが名台詞の宝庫、カレイドスター。
マリオンとロゼッタを両サイドに抱えたそらママ状態はなんとも慈しい光景。そらの大きさを垣間見ます。ジョナサンはブランコでコロンビア状態。そんな空の描写は、青白赤の混じった美しい色合いということに気づかされます。
ブランコ初心者のロゼッタは、やや前のめりになり空回りが続きます。そこで公園へ出向き、ジャグリングをマリオンのクラスメイトに教授したり、公園のブランコをそらと一緒に漕ぐことで、心を落ち着かせ決意を再度固めます…っていうか、このブランコ危ないよっ。さすがカレイドステージ近くにある公園です。
実はこの回、東京で見た記憶があるんですよね。当時、作品名は知りませんでしたが、“ジャグリングでブランコで青空で”など公園のシーンを覚えていて。加えて朝の放映だったのでほぼ間違いないと思います。なのでこのシーンは物語としての感動と当時の記憶が重なって、こういう回だったんだなぁとより嬉しいシーンになっていたりします。
34話 やっぱり すごい レイラさん(平見瞠 SATAKE 鎌仲史陽 野崎真一・加藤裕美)
ニューヨークに活動拠点を移したレイラさん。そらが助っ人に呼ばれ、サーカスの回に続き遠征・出稽古・武者修行に向かいます。そんなレイラさんは自転車で登場…って、看板にぐるぐるがッ。見逃してました。『COLlCLUE』的な文字の並び。なに屋さんか、元ネタがあるんでしょうか。
レイラさん第一声の「そらー!」は、なんともいえない感情がこみ上げてきます。声と姿が見えたとき、そらは感極まります。こちらも、そらに近い反応で見てしまいました。
レイラさんがコーヒーを淹れてみて、直々に持ってきてくれます。なんたる光栄。レイラさん万歳。そんなレイラさんからの直言にそらとメイはそれぞれの思いを巡らせます。そして、ひとしきり話し終え、醒めたコーヒーを口にして一言「にがいわ」。レイラさん18才か19才。大原さやかさんのこの一言は、本作のマイナーな記憶に残る台詞の一、二を争そうような気がします。
そらにとってレイラさんの言葉は特別であり、もどかしい描写が続いていたなか、多少溜飲の下がる部分もありました。やっぱりすごいレイラさんでした。
35話 マリオンの すごい デビュー(土屋理敬 坂田純一 福多潤・唐戸光博 福島豊明・金崎貴臣・高橋成之)
早い段階からそらたちと親睦を深めてきた天地創造大道具・ジャンの娘マリオン。レオンの大人向けの舞台だけでなく、子供たちへ向けた舞台にも取り組もうといったなか、マリオンがジョナサン使いとして見いだされ舞台へ参加します。
ただ、内なる思いもあり、様々な葛藤を経て、そらとの共演を決意します。一同納得なところや、マリオンの素直で自発的な部分がなんかも非常に良いのです。サラさんのひよこ拳も冴え渡ります。
初め緊張気味のマリオン。そらと息を合わせ目を合わせ演技が高まっていきます。そして、手を合わせ優雅に舞い降りる様に、子供たちから感嘆のため息が漏れます。そんな姿にジャンも「マリオン」と振り絞った一言。こちらも「菅原さんっ」と振り絞らずにはいられません。描写も相変わらず丁寧で音楽と全てが一体になったいい場面です。この温かい舞台、歓声にそらも手ごたえを掴み、今後への道標となっていきます。
36話 レオンとの すごい 特訓( 上代務 佐藤英一 筑紫大介 福島豊明・鈴木雄大)
あ、マットがくるくる巻かれています!とか苦し紛れに。
37話 二人の すごい 悪魔(中瀬理香 佐藤順一 江島泰男 高津幸央・加藤裕美)
レイラさんがファミチキならぬフェニチケを持ってきてくれて、前話から二期のストーリーにがっつり絡むようになっていきます。
サラさんは「絵にも描けない、すごい拳法を披露」。ギャラクシーエンジェルのドラマCDにも似たようなネタがあったのを思い出しました。
- アーティスト: エンジェル隊,ミルフィーユ・桜葉(新谷良子),ヴァニラ・H(かないみか),蘭花・フランボワーズ(田村ゆかり),烏丸ちとせ(後藤沙緒里),フォルテ・シュトーレン(山口眞弓),ミント・ブラマンシュ(沢城みゆき),ゆうまお,杉原研二,上松範康,藤間仁
- 出版社/メーカー: ブロッコリー
- 発売日: 2004/03/26
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
11. 絵にも描けない話
検索したら簡単に出てきてくれました、ラッキー。ドラマはラジオで流れたものかな。エンジェルラブ?がまだなら、GAだにょ?。あとで確かめてみます(ピノキオ)。時期はかなり近いですね。制作日時的にもおそらく。
GAはアニメスタッフの方向性で原作とは違ったギャグの楽しい作品になったらしいです。個人的に明るいギャグの応酬が好きななので、ラジオやラジオドラマで知り親しみ、アニメを見てさらに好きになった作品です。
38話 天使の すごい 反撃(平見瞠 河本昇悟 玉川達文 金崎貴臣・樋口靖子)
メイの必殺技、デーモンスパイラル。悪魔に螺旋、和名は螺旋千手観音でしょうか。確かコラムでも千手観音と名されていました。しかし、これまでぐるぐる目を探し、螺旋や渦巻きにも注目していきましたが、もはや定義がなんなのか混乱してきます。
新たな道を求めそらはユーリに接触。一期の呪縛から解き放たれ、ただの穏やかな鉄壁のイケメンになっています。印象的なシーンで流れる『Cinderella~Piano Version~』も深い味わいです。
そらはいつものかわいいコート、ユーリは頼れるお兄さんというギャップで色々妄想をかき立てられます。そらが技術的にも内面的にも認められているからこそ成り立つ二人の後ろ姿。そんなこんなで、そらはユーリと新技の特訓をして明日という次週(今週木曜)へ続きます。
というわけで、ぐるぐるを探していたらしい今回の記事。登場したのは目が2つ、それ以外2つ、あやふや3つくらいでした。スケート特訓の回でこれぞ《ザ・ぐるぐる目》が出てきたので、やっぱり今回も書こうとなりましたが。ぐるぐる目はやぱっぱりいいもんですね。
・キーワードで動画検索 カレイドスター dアニメ - ニコニコ動画
せっかくのゴンゾタイムですから、見るっきゃないっないっないっ。
番外編
グッスマのフィギュアになっていたことで知った、いらすとやのぐるぐる目。沼にハマる人。グッスマのほうが丸っこくなって可愛いです。お互い流石ですね。
渦が逆
ぐるぐるといえばニョロゾ。丸っこくてぐるぐるで好きなポケモンです。次の進化は特殊な石か通信ですから、実際居たら育てるのも目安がつけやすそうでいいなぁと妄想したり。昔、ポケモンセンター・トーキョーの看板三匹の内の一匹でした。なんでニョロゾだったんだろ。
…は、ピカチュウ・ヒトカゲ・ニョロゾの並びを見てなんとなくわかりました。ピカさまは象徴、ヒトカゲは御三家。で、代表を三匹とするならば、御三家が二匹だと一匹をハブる形になるので、田尻さんの好きなポケモンのニョロゾに白羽の矢を立てた…んですかね(妄想)。オタマジャクシからうまくデザインされていますし、ぐるぐるもキャッチ―ですし、2進化目の可愛さもありますしね。
なんとなく目の前にあるモンコレのニョロゾを書いてみたのですが、渦巻きが逆で正しくは左巻きでした…。描いてみて知る向きというか。
・ニョロゾとは (ニョロゾとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
ポケモンセンターオリジナル ワッペンセット PIKACHU FACE
- 出版社/メーカー: ポケモン(Pokemon)
- 発売日: 2019/02/23
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
ワッペンにぐるぐる目のピカチュウ。ただ、楕円ピカチュウはどうもなぁと。描きやすくというのは分かるのですが、ちょっと機能的すぎるというか。やっぱり、初代のもっちりピカチュウが好きです。
要所要所で「オウッオウッオウッ」と涙腺を崩しにかかる『Cinderella ~Piano Version~』。窪田ミナさんの素晴らしき楽曲。完全なサントラは当時?出なかったらしく、2015年に究極のすごいサントラが発売されたみたいです。つべから、2012年頃の綺麗な演奏。
前回書いていた途中に知った池田東陽プロデューサーの回顧録。1話1話丁寧に振り返っているので、ネタバレ注意で読んでいます。
記事自体は、OVAのレイラ・ハミルトン物語とも連動して始まったコラムでしょうか。第一回は2005年10月なのでテレビシリーズ放送から約2~3年。約15年経った今から見ればフレッシュな回顧録です。池田さんが非常に熱心に取り組み決断していた様子が伺えます。佐藤監督や和田さん、玉川さんなど、現場の方のお話しもたまりません。
www.nicovideo.jp dアニメ
以前、作品を見て涙を流したのは初めてかも…と書きましたが、35話のマリオン回だったんですよね。DVDを借りて観てて。白のPS2で。04話から続くマリオンとそらたちの関係中でそらの光を浴びてより輝いていく。その姿にただただ感動。
音楽もあまりに自然ですが、ジャンとマリオンのシーンからずっと奥底で揺さぶっていて、鑑賞しながらなんてすごい作品なんだ…と気持ちが高ぶるなか、映るあの二人。「今はいいわ( ;∀;)」と当時ツッコまずにはいられませんでした( ;∀;)。
この二期がどうなっていくんだろうというなかで、ロゼッタやレイラさん、マリオンの回が登場し、感動し熱くなり布石になっていくという。34話でのレイラさんのワンシーンも、レイラ・ハミルトン物語のジャケットに繋がっているとかで。そんなすごいステージを描ききるスタッフさんたちの働きはすごいっとしか言いようがありません。今回のニコ生的にも、ロゼッタ→レイラさん→マリオンのすごい三連打。DVDだと並びは違うんですよね。テレビなら一週置きですし、配信視聴だと関係ない話になりますし、どういう出会い方になるか様々あるんでしょうね。
カレイドステージ印のマグカップ。遠目だと若干逆転裁判のタイホくんを彷彿。何気ないグッズですが、あれもしや、と思って検索したら…
やっぱりあったー。音泉でよく聞くジーストアから発売してたらしいです。
・カレイドスター 湯のみ すごラジCD7巻 ジーストア購入特典 | 中古 | マグカップ・湯のみ(キャラクター) | 通販ショップの駿河屋
関連でラジオネタのだんご虫湯飲みが( ;∀;)。ラジオCDのジーストア特典。アニメ終了後に開始したインターネットラジオの第一回で生まれた伝説のだんご虫。これは嬉しいすごい特典だ。
(キーワードで動画検索 カレイドスター ダンゴムシ - ニコニコ動画)
★
初回放送なのでネタは作家さんかスタッフさんでしょうか。そして伝説へ。
・カレイドスター 2009年度スクールカレンダー | 中古 | カレンダー | 通販ショップの駿河屋
あっ、そらの親指にぐるぐる指紋が。やはりぐるぐる指紋が描かれなかったあのオーナーは選ばれし者ではなかったのか。
商品は2009年のカレンダー。この時期にも商品が出ていたんですね。メーカーのエンカレッジフィルムズって最近見たような…と思ったら、池田さんのwikiの項目で。2007年頃にゴンゾを抜け、追崎さんと立ち上げた会社。そこの商品なんですね。
そんな愛に溢れたカレイドスター。最後まで見るっきゃないないないー。
(変更・追記 2019.08.24)